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秘密のキスは蜜の味【完結】
第14章 ふたりの休日②…jealousy

でも鏡也君が後ろにいると私の方がテレビに近いし、なんか盾にされてるみたいで恐いんだけど・・

「恐い?」コクコク…恐い。

〝ギャー〟─ビクッ!
テレビからの大きな叫び声に飛び跳ねる。

「きょうやくん。もうムリ」
頑張って見てたけどもうムリです。

先に寝るよって言ってベッドに入ったけど。



ガバッ!思い出して寝れるわけがなかった。


ガチャ。

「きょうやくん」 クスッ…「無理だった?おいで」

テレビが見えないように鏡也君に跨がってギュッ…って抱きついた。

「もうすぐ終わるから待ってて」うん。

背中を摩ってくれて髪を手櫛で解いてくれる!
それが気持ちよくてウトウトするけど…

〝ギャー〟─ビクッ!ギュッ……


ピッ。─んっ…テレビが消えた。終わったの?

「あとは明日見るよ。ごめん恐かったな」
いいの?──あぁいいよ!


ベッドに入ると腕枕してくれる。
私が腰が痛いからって今日は何もしないんだって!

ほんとに?我慢出来るの?

「出来るわ。失礼な」うふふ。

「明日帰っちゃうよ!」って抱きついちゃった!
「なんでそういうこと言うかな~」

俺を誘ってんの?─ってそういうわけじゃないけど

鏡也君が片肘ついて覗き込んできた!
急に顔が目の前にきてドキドキしちゃうでしょ。

ゆっくり近づいてきたと思ったら・・

ちゅっ。クスッって笑って、また…チュッ。

私は腕を鏡也君の背中に廻し唇を突きだした!


「鏡也君…もっと」

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