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秘密のキスは蜜の味【完結】
第15章 突然の訪問者
「ただいま」
「葉瑠…お帰り。やっと帰ってきたか」
家に帰るとお父さんが出迎えてくれた。
あっお父さん……久しぶりだね!
ごめんね留守しちゃって……せっかく家族みんなで新年を…って楽しみにしててくれたのに……
「…葉瑠…大丈夫か?」
えっ?─ぅん。ちょっと疲れてはいるけど…
お父さんが私を心配して声を掛けてくれた!
なんで?どうしたのお父さん
「あっいや─葉瑠…あの」
「荷物片付けてくるから待ってて」
「あっあぁ~」
バタン……はぁ~‼
元気ださなきゃ久しぶりの一家団欒。
今日はお父さんも居るし弟の和輝(かずき)も冬休みで帰省してる。
コンコン……「はい」
「ね~ちゃん。俺……いい?開けて」
カズ?いいよ!
カチャ。
「ね~ちゃん。久しぶり元気だった?」
半年ぶりの弟はまた大きく成長しててビックリだよ
ひとり暮らしも初めて大学生活を楽しいんでるのかな?。
「ねぇ彼女出来た?」
「さぁ~な」
え~ケチ、教えてくれたっていいでしょ。
「ね~ちゃん………」
ジーと私の顔を見て何か言いたそう!
えっ?なっ、なによ!
「祐輔さんと別れたのか?」んっ?─なに急に。
「父さんが言ってたから」
へっ?なんでお父さんが─!
…知らないはずなんだけど
「大阪に出張行ったとき駅で偶然祐輔さんに会ったらしいよ。そこで聞いたみたい」
そうなんだ!
「ほんとだったんだ」………
カズがっかりしてる?カズは祐輔を慕ってたから…
ごめんね!黙ってて。
「なんで別れたの」・・・・
「えっとそれは……」