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秘密のキスは蜜の味【完結】
第15章 突然の訪問者
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「はるぅ…おはよ」
「あっおはよ!鏡也君まだ寝てていいよ」

いや一緒に出るよ!葉瑠が仕事に行くのにここで寝てるわけにはいかないよ!

布団の中から、起きてる葉瑠に声を掛けた。

「お父さんにたくさん飲まされたけど二日酔いとかになってない?」

ははっ……大丈夫だよ。俺そんな酒弱くないよ。

「アハハハ。そっか」


さて葉瑠…そろそろ支度しようか?

『うん』そう言ったのに中々動かなくて何か考えてるみたいだ。

「葉瑠どした?」


「仕事休もうかな?」

んっ?どした具合悪い?

「ううん、違うけど……」
「んっ?─葉瑠…」

「だって、せっかく鏡也君来てくれたのに・・一緒にいたい」


「葉瑠…おいで!」

両手を拡げて葉瑠を呼ぶと膝に跨がってくる!
しばらく強く抱き締めてから声を掛けた……

「そんなの葉瑠らしくないよ」

髪を撫で俯く葉瑠にそっとキスをした。


会社に迷惑が掛かるんじゃない?
「んっ……分かってる」

残念そうに俺を見てくる…

葉瑠俺だって一緒に居たいんだよ。

「んっ」少しだけ顎をあげてキスをせがんでくる。
「ちゃんと行くんだぞ」コクン。

じゃ…ご褒美な!

葉瑠の唇にそっと触れるだけのくちづけをすると、
「んっ~ん」

これじゃ足りないの?
…首を横に振って…不満そうな顔をする!

そんな葉瑠に堪らなくなって唇を強く押し付けた。


ずっと我慢してたのに……俺ってすぐ葉瑠に負けちゃうんだよ。

葉瑠の柔らかな唇に触れると抑えが効かなくなる!


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