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秘密のキスは蜜の味【完結】
第16章 切なくて…恋しくて…

年が明けてまた新しいプロジェクトが始まった。

なぜだか俺がリーダーを任されて今まで以上に忙しくなった…

「鏡也…久しぶりだな!顔色悪いぞ大丈夫か?」
「あぁ~なんとか」

「休みないのか?」
「無いことはないけど……」

仕事は出来るだけ進めて休みを纏めて取りたいから、多少の無理は仕方ないさ。

「仕事は大事だけど無理すると体壊すぞ」
あぁ分かってるよ!


最近はほんと忙しくて葉瑠と満足に電話も出来てない。

葉瑠も忙しいらしくて電話のタイミングがなかなか合わないんだよ……!

俺を心配してメールをくれるけど、まともに返信も出来なくて……

〝鏡也君。忙しいなら返信しなくてもいいからね〟

忙しいのを分かってくれてるからついつい甘えちゃうんだけど!

ごめんな葉瑠。

「葉瑠ちゃんも忙しいみたいだな?」
「そうなんだよ!また展示会やるらしくて……ってなんで知ってんの?」俺、言ったっけ?

「んっ?メール来るから葉瑠ちゃんから」

はっ?メール……なんでヒロちゃんに。
いつアドレス交換したんだよ!

「ヒロちゃん「俺にじゃね~よ洋子に来るんだよ」

…………なんだよ!
紛らわしい言い方すんなよ。

そっか洋子さんか?

「洋子も心配してたぞ」
あぁありがとう。

「美咲ちゃんはどうだ?ちょっとは使えるようになったんだろ?」
ま~最初に比べたら少しはマシになったけど全部任せるまでにはなってないよ。

いちいち確認しなきゃなんなくて……

だから俺の仕事が増えるんだよ!

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