この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第16章 切なくて…恋しくて…
身体の力が抜けてもう踏ん張れない。
出窓に後ろ手に手を付いてたけどズルズルと崩れ落ちた。
ガシッ……
鏡也君がすぐに私を抱き止めてくれて!
「ハァハァ、ハァハァ」
私の髪を撫でながら頬ずりしたり…おでこにキスをしたり、それがとっても気持ちいい!
フワッ!んっ?
暫くして鏡也君は私を抱えて立ち上がった。
「夜はこれから…今日は寝かさないよ」
ニヤリと笑う顔にドキドキする。
鏡也君は私をそっとベッドに寝かせ…片肘付いてジッと顔を眺める!
髪を撫で、顎に指を添えて軽いキスを繰り返す─
そして私の身体を優しく撫で廻すの……
「はるぅ…」
「きょうやくん」
背中に手を廻しギュッって抱きついた。
「大好き」
「─良かった!俺も大好き」
今日こうして鏡也君と一緒にいられるなんて嘘みたい。
数時間前まであんなに泣いてボロボロだったのに!
今はとっても幸せ。
遠距離が解決したわけじゃないから、まだまだ不安はあるけど!
「……はる?…葉瑠…」えっなに?
「なに考えてた?またひとりで余計なこと考えてたんじゃ「違うよ!鏡也君とこうしてるのが嬉しくて、幸せって想ったの」
「………そう?幸せなの?」うん。
ギュッ。
「ぎょう、やっ、ぐっぐるし」
そんな、強く……苦しいよ!
「あ~ごめん。」はぁはぁ。
「やっぱ近くに居たいよな」鏡也君?………
鏡也君?私…もう大丈夫だから!
「鏡也君の事、何があっても信じるから大丈夫」
「葉瑠…おう!信じろよ」
じゃ続きしていい?……えっ!
「ほらっ。これ……」