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秘密のキスは蜜の味【完結】
第17章 心配でたまらない
飛行機のチケットも無事に取れて漸く帰ってきた!
「遅くなっちゃったな。葉瑠疲れてない?ヒロちゃんとこは明日にしようか?」
「大丈夫!ヒロちゃんいつもお昼過ぎまで寝てるから夜の方がいいでしょ」
そうだな!明日は葉瑠、帰らなきゃいけないし─
「じゃ早めに帰ってこよ~な」
─────
カランカラン
「いらっしゃぃ・・なんだ鏡也か……」
どうしてかなその言い方……
ヒロちゃん俺に冷たくね?
せっかく土産を持って来たっていうのに!
うふっ「ヒロちゃん♪♪」
「んっ…へっ?──葉瑠ちゃん」
葉瑠が後ろから声を掛けたからヒロちゃんはすげ~ビックリしてる!
うふっ「驚いた?」
「あぁ…!ビックリしたよ。そうか…そうか」
「鏡也…よかったな?」
ま~取り敢えずはね……
一時はどうなる事かと心配したけど良かったよ。
「葉瑠おみやげ」
「うん。ヒロちゃんこれ北海道のおみやげなの、少ないんだけど…」
なんだ二人で旅行に行ってたのか?─って
イヤ違うんだ!──俺は出張で葉瑠は友達の結婚式で…凄い偶然なんだけどさ!
ま~そこでもいろいろあったんだけど『雨降って地固まる』ってやつで──
「そうか。ま~仲直りしたならいいさ」
「葉瑠ちゃん…もう大丈夫か?」
「うん。心配掛けちゃってごめんなさい」
「いいんだよそんなことは…気にすんな」
ヒロちゃんはさっきから葉瑠を見て嬉しそうだ。
俺達の事を喜んでんのか、葉瑠が来たから喜んでるのかどっちなんだか!
俺の時とずいぶん態度が違うんじゃね~の?