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秘密のキスは蜜の味【完結】
第5章 どうしようもなく君が好き

クスッ! 「くすぐったい?…」

キュン──可愛く聞かないで………

ふぅ・・・甘い刺激に息を大きく吐いた‼


鏡也君がショーツを脱がそうと指を引っ掻けズラそうとした!──そこで私は漸く我に返った!

「あっ‼ 待って。」慌てて鏡也君の手を止めた

「っん?…なに?」

「おふ…ろ、入って…ないし、その……わたし彼が……」

祐輔の事……ちゃんと、言わなきゃ……
こんなのダメ…

「知ってる!」えっ?…
「英美ちゃんに聞いたよ‼」

「・・・・‼」

「ねぇ葉瑠ちゃん、俺が入る余地…少しもない?」

私を潤んだ瞳で見つめてくる。

「…………!……」
「俺にもチャンスくれない?」

それってどう言う事かわかってるの?

鏡也君に惹かれているのは事実……

でも──どうしたらいいの?


「葉瑠ちゃんのことが……好きなんだ」

「俺にチャンス頂戴・・・今結論出さないで!」


「葉瑠ちゃんが自分の気持ちに向き合えたら決めればいいじゃん!ねっ?」

そう言ってきつく抱き締められた。


「………………!」
「好きなんだ」

私がいつまでも………黙ってるもんだから
鏡也君ったら──

クスッ!
「ほら葉瑠ちゃん、とりあえずお風呂入ってサッパリしといで……それとも一緒に入る?俺が洗ってあげよっか?」


ブンブン…ダメそんなの!

「……いえ、遠慮します。」

私は鏡也君の腕をすり抜け慌ててお風呂場に逃げ込んだ!

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