この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第5章 どうしようもなく君が好き
クスッ! 「くすぐったい?…」
キュン──可愛く聞かないで………
ふぅ・・・甘い刺激に息を大きく吐いた‼
鏡也君がショーツを脱がそうと指を引っ掻けズラそうとした!──そこで私は漸く我に返った!
「あっ‼ 待って。」慌てて鏡也君の手を止めた
「っん?…なに?」
「おふ…ろ、入って…ないし、その……わたし彼が……」
祐輔の事……ちゃんと、言わなきゃ……
こんなのダメ…
「知ってる!」えっ?…
「英美ちゃんに聞いたよ‼」
「・・・・‼」
「ねぇ葉瑠ちゃん、俺が入る余地…少しもない?」
私を潤んだ瞳で見つめてくる。
「…………!……」
「俺にもチャンスくれない?」
それってどう言う事かわかってるの?
鏡也君に惹かれているのは事実……
でも──どうしたらいいの?
「葉瑠ちゃんのことが……好きなんだ」
「俺にチャンス頂戴・・・今結論出さないで!」
「葉瑠ちゃんが自分の気持ちに向き合えたら決めればいいじゃん!ねっ?」
そう言ってきつく抱き締められた。
「………………!」
「好きなんだ」
私がいつまでも………黙ってるもんだから
鏡也君ったら──
クスッ!
「ほら葉瑠ちゃん、とりあえずお風呂入ってサッパリしといで……それとも一緒に入る?俺が洗ってあげよっか?」
ブンブン…ダメそんなの!
「……いえ、遠慮します。」
私は鏡也君の腕をすり抜け慌ててお風呂場に逃げ込んだ!