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第18章 まさかの展開

「えっ？もしかして問題って私の事？」

「それ以外なにがあるのよ！」

ちょっとやだ！
私子供じゃないんだからそれはおかしいでしょ。
仕事だってあるし……

「葉瑠も一緒にお父さんことに来ればいいじゃないか」
「大丈夫だよ～ひとりで」

お父さんまで私がひとりでここに残るのが心配だって言うんだけど。

お父さん私の心配より自分の身体を心配してよ。

「私…大丈夫だから…ねっ？」

「葉瑠はちょっと抜けてるとこあるから……ほんとに大丈夫かしら……」

お父さんもお母さんも心配し過ぎだよ。
私やれば出来る子なんだからね！

「それに最近この辺不審者が出てるから……」

えっ…だっ大丈夫だよ！鏡也君にも叱られたから今度はしっかり鍵も掛けるよ！

よし！ちゃんと出来るってとこ見せなきゃ！
二人とも心配しちゃうから─


……そう言えば鏡也君も言ってたな！

【花嫁修行だと思って】

「丁度いいよ一人暮らしやってみたかったから」

うん大丈夫。よし頑張ろ。

「ほんとに大丈夫なの？」
「大丈夫だって私、もう大人だよ」


でお母さん、いつ行くの？

引き継ぎもしなくちゃいけないし荷造りもあるから再来週には行けるかしらね！

「そんな急に？……展示会と重なっちゃう」

「葉瑠に手伝って貰おうなんて思ってないから」

お母さんはそう言うけど……
再来週なんてすぐだよ？

じゃ仕事が終わったら早く帰ってきてお母さんとの時間を作ろう！

今週は打ち合わせがあるし、来週は本番だから本社に行かなきゃいけないけど──泊まらないで帰ってこよう！