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秘密のキスは蜜の味【完結】
第18章 まさかの展開
久しぶりに逢えたのになぁ!このまま鏡也君の機嫌が直らなかったらどうしよう。
ぼんやり考えながらお湯を張ろうと蛇口を捻った。
ジャーーーー「キャッ」ガタガタンッ。
上から勢いよくシャワーが降ってきた。
「あっやだ」
慌ててシャワーを止めようとしたら手が滑ってソープやらシャンプーを倒しちゃうし……
───////
バタン。──
「葉瑠どした?」ジャーージャーー
「……なにシャワーで遊んでんの?」
ジャーーージャーー
葉瑠の悲鳴が聞こえたから来てみれば……なにやってんだよ!
頭からシャワーを被ってびしょ濡れじゃないか‼
「お風呂にお湯をためようとしたら上から……」
「はぁ~まったく、ドジ」
ムッ……
「そこで待ってろ」
ガシッ「あっこら離せ濡れるだろ」ジャーー
タオルを取りに戻ろうとしたら…うしろから葉瑠に抱きつかれた。
「ダメ。鏡也君も一緒に濡れちゃえ」ジャーー
コラッ引っ張るな!ジャーーージャーー
…………あ~あ!……どうすんだよ。
俺まで濡れちゃっただろ?
「だって…鏡也君イジワルだから……」
今日のことはイジワルで言ってんじゃないだろ?
「もう怒らないでよぉ」ギュッ。
フゥ、あ~ぁまったく葉瑠にかかったら俺の威厳とか何もねぇ~んだよ!
葉瑠の手を取って振り返ると……チュッ「あっ…」
「勝手にキスすんな」
「ヤダ、する」チュッ!……また~その上目使い。
首に手を回し様子を伺いながらキスしてくる。
クチュ、クチュ…ハァ、「鏡也君…大好き」
はぁ~いつもそんなこと言わないくせに…