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秘密のキスは蜜の味【完結】
第18章 まさかの展開
「鏡也君…どうしよ」ヤダよ!
「もしまた誘われたら断れるか?」
うん断る、絶対行かない!
また課長に接待だからって言われても絶対行かないから…
「……うん断る」
「ただのヤキモチかもしれないけど、すげ~心配」
ごめんなさい─
「それにアイツなんだよ。頭なんて撫でやがって」
あっ。課長の事だ。
帰り際にあんなことするから─
「あの課長はいつもふざけてるから…アハハハ」
「いつも?」
あっ違う違う!そうじゃなくて─
「葉瑠が前に言ってたイケメンの課長ってのがアイツか?」
そっ、そうだけど─
「俺と葉瑠が付き合ってるって知ってんの?」
知らないと思うよ。言ってないもん。
それに…鏡也君の事見て…
知り合いかって聞いてきたから!
「じゃあ何なんだよ」
「………さぁ~?」私にキレられても─
「あ~もう。どいつもこいつも」
鏡也君イライラしてる!
「鏡也君…」
チュッ
甘えて鏡也君にキスしてみた。
そんなイライラしないで!
「………葉瑠?そんなんで俺が機嫌が直るって思ってんの?」
「──そうじゃ、ないけど…嫌だった?」
早く仲直りしたいから‼
「嫌なわけないだろ?…でも……待って」
気持ち落ち着かせるから待って。って言われちゃった!
鏡也君はソファに座り頭をガシガシ掻いてる!
今は近寄らない方がいいよね。
「──お風呂入れてくるね」
ヒロちゃんの嘘つき。
今日の鏡也君は甘えたってダメだよ……
私がいけないんだけど!
はぁ~‼
どうしたらいいの?