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秘密のキスは蜜の味【完結】
第19章 一人暮らしなんて…へっちゃら!?
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「宮下。助かったよ…お陰で社長大喜びだったぞ」

やっぱり宮下で正解だったな!………あっそうですか。何ですか正解って?

「社長の好みそうなタイプだよ宮下は」

「はぁ~もう絶対行きませんから」
分かってるよ!

あのあと鏡也君のご機嫌とるの大変だったんだから、課長のせいで!

「燃えただろ?」

はあ?何がですか?

「あのイケメンと」
「?……?………なに言ってるんですか?」

課長は鏡也君の事は知らないはず…なんで?

「あれお前の彼氏だろ?俺すげ~睨まれたぞ」
「なっ何言ってるんですか?」


隠すことないだろ?……
お揃いのブレスレットなんてして!

「あっ……」

じゃもしかして帰り際に頭を撫でたのは……
わざとだったの?

「ヤキモチのひとつやふたつ妬かせた方が燃えるだろ~。なっ?…ほらっ首にキスマーク付いてるぞ」

えっ、うそっ!
やだ鏡也君のバカ、だからダメだって「嘘だよ」

「………んっ…」

アハハハハ。あ~あバレちゃったな。


ニヤニヤしながら、また頭をグシャグシャって!

「ちょっと、やめて下さいってば!課長それセクハラですよ」

固いこと言うな!…


まったく最近セクハラ発言まで酷くなったよね!
良かった異動になって……


「お前の彼氏何であそこにいたんだ?こっちからわざわざ迎えに行ったのか?」

「……へっ…違いますよ。前の彼とは別れたんで」

課長は私が地元に彼氏が居たことしか知らないから

「なんだお前本社に男見つけに行ってたのか?」

ちょっと変なこと言わないで下さいよ。

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