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秘密のキスは蜜の味【完結】
第19章 一人暮らしなんて…へっちゃら!?
「どこで見つけたんだ。あんなイケメン」
友達の結婚式のパーティーで……って!!いいでしょそんなことは。
「なんだ~じゃ遠距離なのか?」
そうですよ!
「それは寂しいなぁ」
「そうなんですよ。だから本社に行ったときは……ってちょっと!!」
アハハハ……
あ~もう疲れちゃう!
「課長はいつから本社に行くんですか?」
正式にまだ発表されてないよね?
早く行っちゃって下さいよ!
「今回の展示会の処理が全部終わってからだ─」
なんだまだ暫く先だね~。
「残念だったな宮下」 んっ……アハハハ
あっやだっもうこんな時間。
私は課長の相手してる暇はないんですよ。
早くしないとスーパーが閉まっちゃう。
お母さんったらたくさんのおかずを作って置いてくれたけど、肝心のお米がもうないよ?
(あっそうだった~買っておかなきゃって思って忘れちゃったわ…)
(そうだ洗剤も無くなるからね)
え~そうなの?…
はぁ~まだまだ快適生活にはほど遠いな!
────
ガチャ!ドンッ。
はぁ疲れた。
2キロのお米が指にくい込んで重たかった~!
すっかり遅くなっちゃった。
でもゆっくりなんてしてられない。
お米を研いでお風呂を洗って洗濯もしなきゃ
着替えもそこそこに家中をバタバタ走り回る!
残業後にこの作業は物凄く疲れるんだけど……
食事してお風呂入って昨日の洗濯物を畳んで、そんな事してたら日付が変わっちゃったよ。