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秘密のキスは蜜の味【完結】
第20章 話し聞いてよ!

葉瑠のうなじに手を添えて首筋に顔をうずめた……

「んっあ…鏡也、君、ダメ、お母、さん来ちゃ」

「はぁ、大丈夫、もぅ、帰った、から」

パチッ!……ほらっ…もう消灯の時間だよ。

俺の気持ちを後押しするようなこのタイミング…

葉瑠?─さっきお母さんがね!

〝鏡也君…今日は内緒で葉瑠の部屋に泊まっていいわよ…元婦長の特権で夜の見廻りもいらないって言ってあるから安心して〟

お母さんのお許しも出てるから……

それでも葉瑠は鍵のない部屋が気になるようで、必死に身体をよじり逃げようとする。

「ここ、病院、あんっ」

うん。わかってる──けど、止められない!

病衣の合わせ目から素早く手を入れ、胸全体を覆うように被せた。

手のひら一杯に柔らかな膨らみを感じながら大きく揉むと葉瑠の吐息が洩れてきた!

「ふぁ~うっ、きょ…うや君」

葉瑠…誰も来ないけど声は出さないで。

「んっ…だって」

葉瑠は我慢出来るの?
指の腹でこうするとほらっ……「っん、ふぅ」

こんなに硬くなってんのに!

病室でこんな事するなんていけない事だって頭ではわかってるのに─

呼吸の仕方もわからなくなるほど興奮してどうしようもないんだよ

片手で背中を支え、逆の手で胸を揉みながら唇を塞いだ!
舌先を捻じ込むように差し出すと葉瑠も遠慮がちに絡めてくる…

「んっ…んぅ…」

ほらっ葉瑠……我慢出来るの?
モジモジして腰が揺れてるよ!

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