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秘密のキスは蜜の味【完結】
第23章 愛くるしい君
ついにこの日が……
(いらっしゃいませ)
(お会計9800円になります。ありがとうございます)
「宮下、記念品もう少し追加しとけ」はい。
今日は…La☆briller(ラブリエ)のオープン日。
チラシ配りが功を奏してお客様の入りもいい、この調子だと売上目標達成でしょ…
私も藤堂部長も3日間は…ここでお手伝い。
商品整理に…お客様の相手、みんな忙しく動き回ってる!もうすぐお昼だし手の空いてる人から休憩してもらわなきゃ
「藤堂さん今のうちにお昼行きませんか?」
「あ~そうだな交代で行こう」
店長の櫻井さんが部長に声を掛けた。
「宮下、櫻井と先に食ってこい」
えっ?嫌ですよ~私は後で行きますから……
櫻井さんは部長を誘ったんだから
ほらっ、私睨まれちゃったでしょ…
歓迎会の日、櫻井さんの機嫌も直ったから安心してたのに……
私を心配して部長となっちゃんが戻ったのが気に入らなかったみたい。
なっちゃんが休み明けに愚痴をこぼしてたの。
───///
「あの後…部長と二次会に行ったら、櫻井さんの機嫌が悪くて参ったよ」
なんで?
「葉瑠ちゃんを心配して戻ったのが気に入らないのか、私と部長が一緒に居たから機嫌が悪いのか知らないけどさぁ、雰囲気最悪で……」
部長もよく付き合ってるね、あんなあからさまにヤキモチ妬かれたら引くわ。
私は櫻井さんとはもう接点がないからいいけど!
葉瑠ちゃんはマネだからこれから大変だね……
「まっ頑張って!」
そう、なっちゃんに言われて肩を叩かれちゃった。