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秘密のキスは蜜の味【完結】
第23章 愛くるしい君
誤解されないようにしなきゃ!
そう思ってたのに……
「あっ部長先に行って下さい。さあどうぞどうぞ」
部長を追い払うように背中を押した!
櫻井さんが待ってますよ。
お願いですから行って下さい。
「そうか?じゃ…あと頼む」はい任せて下さい。
はぁよかった!
そんなとこまで気を使わなきゃいけないなんて…
部長が公私混同するから……いい迷惑。
まだまだお客様は多いけどお昼も過ぎて少し落ち着いてきた!
「店長達遅いよね、もうお腹空いちゃった~」
「そうだね。あっ私が残るから先に行ってきて」
いいよいいよ。
そんなことしたら店長に叱られちゃう。
クスッ、そんなことで怒らないでしょ~に!
「葉瑠ちゃんは、知らないんだよ店長ってば、凄く気分屋だから……」
へぇ~そうなの?
「そうこの前もね……あっ来た。ヤバッ」
えっなに?何が来たの。
「宮下」キャッ。
振り返ると部長と櫻井さんがすぐ後ろに居たからビックリした。
「遅くなった!交代だ行ってこい」
あ~はい。じゃお願いします。
私はその場から逃げるようにお店を後にした。
はぁまだオープンしたばっかりなのに…
これからどうなっちゃうの?
とにかく捲き込まれないように気を付けよ。
───///
午後も順調に売り上げは延びた…
うんきっと大丈夫!
どうだ?
「「「………!」」」
みんなで集計結果を固唾を飲んで見守った!
櫻井さん……どうですか?
「…はい。ギリギリだけど目標金額達成で~す♪」
「「「キャーやったぁ」」」