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秘密のキスは蜜の味【完結】
第24章 大切なもの!

「鏡也も来んのか?」
「ううん」ブンブン
今日は私1人…でも喧嘩したわけじゃないからね。

鏡也君はたぶん忙しいから連絡してないの。
毎日凄く遅いみたいだから!

「あ~イベントの時期だな、そういえば」

鏡也君の会社は年に一度のクラシックの大きなイベントを控えてる!

数社合同でやるらしいから、相当大変なんじゃないかな…!
海外からアーティストを招いてコンサートをするんだって、CDにして販売までするらしい…

私も今まで展示会とショーの準備で忙しかったし…
鏡也君はイベントの準備があって週末もあんまり逢えてないの!

去年のイベントの時は、まだ遠距離だったからどれだけの忙しさなのか私にはよく分からないんだけど…

「鏡也も今一番忙しい時期だからな、去年は家に帰って来てもシャワーだけ浴びてすぐ会社行ったりしてたみたいだから…」

会社で寝泊まりすることも多かったって!

そんなに?……鏡也君ご飯ちゃんと食べてるかな
「ヒロちゃん!鏡也君はご飯食べに来てる?」

「いや最近は来てないな」………そうなんだ。

最近は二人の時間が合わなくてメールばっかりだったから様子がよくわからなくて……

なんか不安になってきた。

そうだ!
展示会も終わったことだし、私が鏡也君に逢いに行けばいいんだ……

そしたら夕食も作ってあげられるし…
私にも何か出来るよね?


鏡也君には…心配だから遅くに出歩くな!って言われてるけど黙ってたらわからないでしょ?

うんそうしよう。

だってそうでもしないと逢えないから…

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