この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第24章 大切なもの!
***
「鏡也さん…外線です。MSKの輿石さん」
遠藤が受話器を押さえて小声で話し掛けてくる。
え?どっち?
〝美幸さんですけど〟ブンブン
〝居ないって言え、外出てるからって…要件聞いといて……〟
〝ダメですよ。もういるって言っちゃいましたから早く出て下さい……私達じゃダメなんですよ〟
「んあぁ~もう──2番に回して」
はぁ~しょうがない。
ピッ。
「お電話変わりました益田です。あっどうもお世話になっております……」
───///
大手CDショップMSKの専務…輿石美幸さん。
俺が入社したての頃MSKの社長の輿石さんが新人の俺を可愛がってくれていろんな事を教えてくれた!
美幸さんは社長の奥様でMSKの専務だ。
MSKは今は担当を俺から遠藤に代わってるんだけど、いまだに俺に連絡が来る。
ま~それは、いいんだけど……
去年MSKの忘年会に上司と参加してから、なぜだか美幸さんから直接連絡が来るようになった……
もちろん仕事の話だけど…
MSKの社長直々に連絡まであって─
(いやぁ鏡也君悪いねぇ。担当は遠藤君だぞって言ったんだけど、君の方が話が分かるからってうちの奴が)
美幸さんも専務として仕事してるから断るわけにはいかないし…
ひいきにしてくれるのは有難いんだけど……俺が席を外してても要件を言わずに電話を切るらしい!
で……掛け直すと全然たいした用じゃなくて。
おまけに仕事と関係ないことまで話し込むから…
忙しい時には困るんだよ。
「鏡也さん美幸さんから狙われてんじゃないですか?」は?
「鏡也さん…外線です。MSKの輿石さん」
遠藤が受話器を押さえて小声で話し掛けてくる。
え?どっち?
〝美幸さんですけど〟ブンブン
〝居ないって言え、外出てるからって…要件聞いといて……〟
〝ダメですよ。もういるって言っちゃいましたから早く出て下さい……私達じゃダメなんですよ〟
「んあぁ~もう──2番に回して」
はぁ~しょうがない。
ピッ。
「お電話変わりました益田です。あっどうもお世話になっております……」
───///
大手CDショップMSKの専務…輿石美幸さん。
俺が入社したての頃MSKの社長の輿石さんが新人の俺を可愛がってくれていろんな事を教えてくれた!
美幸さんは社長の奥様でMSKの専務だ。
MSKは今は担当を俺から遠藤に代わってるんだけど、いまだに俺に連絡が来る。
ま~それは、いいんだけど……
去年MSKの忘年会に上司と参加してから、なぜだか美幸さんから直接連絡が来るようになった……
もちろん仕事の話だけど…
MSKの社長直々に連絡まであって─
(いやぁ鏡也君悪いねぇ。担当は遠藤君だぞって言ったんだけど、君の方が話が分かるからってうちの奴が)
美幸さんも専務として仕事してるから断るわけにはいかないし…
ひいきにしてくれるのは有難いんだけど……俺が席を外してても要件を言わずに電話を切るらしい!
で……掛け直すと全然たいした用じゃなくて。
おまけに仕事と関係ないことまで話し込むから…
忙しい時には困るんだよ。
「鏡也さん美幸さんから狙われてんじゃないですか?」は?