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秘密のキスは蜜の味【完結】
第24章 大切なもの!
遠藤やめてくれ…怖いこと言うな!
美幸さんはおばさんだぞ。
「失礼ですよ、おばさんなんて…で、今日はなんの話だったんですか?」
んっ~それが!
「うちのCDをBGMとして使ってくれそうな店を紹介してくれるって言うんだけど……」
良かったじゃないですか?……って遠藤そんな簡単に言うなよ。
美幸さん達が参加する会合に出るようにって……
それに、他に何かありそうなんだよ。
(ちょっと鏡也君にお願いがあって……近いうちに来てもらえないかしら)
……今はイベントの事で手一杯で、ただでさえ忙しいのに。
何でこの時期に……
何をお願いされんだよ!
めっちゃ怖いわ。
「仕事なんだからそれはしょうがないんじゃないですか?」
それはそうだけど…
「鏡也さん!私にはいつも取引先は大事にしろって言ってますよね」
「MSKはうちの会社にとって絶対必要な大手のお客様なんですから…鏡也さんにうちの会社の社運が掛かってますよ……頑張って下さい!」
はぁ~そんなこと……わかってるわ‼
うちの上司も美幸さんにそう言われたら無碍(むげ)には出来ないからって特別に許可をもらって俺が対応することになった。
仕方ないイベントの話もして協力してもらうか?
──***
せっかくの週末を邪魔されて……何が楽しくて俺はここで熟女達と飲んでるんだ?
社長婦人らの会合が終わって帰ろうとしたら…
「さっ行くわよ」
高級なフレンチレストランに連れてこられて……熟女達に囲まれてるって─ありえね~よ!
しかも香水の香りがキツくてせっかくの高級ワインも台無しだわ!