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秘密のキスは蜜の味【完結】
第27章 愛すればこそ②……
葉瑠の顔を見てると、もう可愛くて…ついイタズラしたくなっちゃうんだよ。
頬を撫でたり指で身体ををツツいたり…
「ヤンッ…ちょっとぉ…やだ。大人しくしてて」
「い~じゃんちょっとくらい」
「鏡也君…ちょっとじゃ終わらないでしょ?」
そう言って、最後には腕を捕まれた。
「そりゃそうさ、葉瑠が大好きだから」
耳元で甘く囁いて、フゥ~‼っと息を吹き掛けると…ブルッと震えるから可愛いんだよ。
「………あっ、りがと」
葉瑠だって俺にずっとくっ付いてるくせに。
「だって……私だって鏡也君…大好きだもん」
「………んっ、そぅか」
まったく葉瑠には参るよ。そう言いながら裸の身体を押し付けるから…
そんな事されたら、俺また反応しちゃうじゃんか。
風呂場でやったみたいにまた、やってくれる?
葉瑠がシラフであんなことするの珍しいから……
「やってほしいな~!」
ちょっとからかって言っただけなのに
「……いいよ…やっても…」えっ?
まさか、そんなこと言うなんて思わなかった!
「アハハ……」どうしちゃったの葉瑠……
「鏡也君が忘れないように……」へっ?なにを?
「私、と…の…エッチ」
自分から言っといて葉瑠の顔はみるみる真っ赤になる…俺の背中に手を廻し恥ずかしそうに眼を伏せた。
「……忘れるわけないだろ?」
いきなりなんでそんな話になるんだよ!
だってぇ、札幌に行ったらきっと年に数回しか逢えないよ。
北海道って……やっぱり遠いから。
「また…鏡也君が風俗とか行ったら…私、イヤだ」