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秘密のキスは蜜の味【完結】
第27章 愛すればこそ②……

「ねぇ…このマンションはどうするの?」

ん~そうだな…勿体ないけど、いつ帰って来れるか分かんないし解約するしかね~な。

「…そんな…いつ、帰ってこれるかとか…やだ」
葉瑠は哀しそうに眼を伏せてしまった…

あっ…ごめん。

でもほらっ、もしかしたらすぐに帰って来れるって事もあるから……

「……ぅそ、ばっかり……」
「………ゴメン」

「私…ここに住もうかな」
ここ出ちゃったら…なんか寂しいよ。

……そうだけど。

ここに葉瑠を住まわせようか?………
確かに…もうこんないいとこは見つからないと思う

でも葉瑠は一人だし近くにヒロちゃんや洋子さんがいた方が安心だから!

それに家賃だって高くなる!

「そっか、飛行機代節約するんだった」

俺がこっちに戻ってきたら、二人でまた部屋を探せばいいよ。なっ?

うん!

納得してくれたみたいだけど、葉瑠が時々寂しそうな顔するから見てると辛くなる!

「葉瑠ほらっ、なんて顔してんの……楽しいこと考えよ~ぜ」

唇に軽くキスして頬を指でツツいた!
「ほらほら笑って」ツンツン

「うんそうだよね…ごめんね!元気出すから」

そうそう!今日から毎日一緒にいられるんだから、来週からは仕事終わったら真っ直ぐ帰って来ような。

葉瑠もいいか?ヒロちゃんのとこには行くなよ!
行くと長くなるからな……

クスッ…うんわかった。

無理やり笑う葉瑠が愛しくて何度も唇を押し付けた。
「ウフッ、鏡也君…くすぐったいよ、クスクス」

ん?くすぐったいの?チュッ、チュッ

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