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秘密のキスは蜜の味【完結】
第27章 愛すればこそ②……
「あ~!笑ったな」
あぁ~ごめんなさいごめんなさい!
鏡也君が擽るから逃げようと踞む(しゃがむ)と
のし掛かってくる。
うっ…重もっ!「もうホントに笑わないから、ハァ疲れた」
ハァハァ…笑い過ぎて苦しいよ!
「鏡也君起こして…」ほらっ!
腕を引っ張ってそのまま抱き寄せられた。
「俺に敵うわけないだろ?」…ごめんなさい。
鏡也君の腕の中で暫く弾んだ呼吸を整えていた…
「落ち着いた?」うんもう大丈夫!
ヒロちゃん送別会やるって言ってたね……
英美ちゃんと蒼士くんも来れるかな?
「あ~どうかな?そんなのしなくていいのにな…」
でもみんなの気持ちだよ?
そうだけど。
蒼士くん大きくなったかな?楽しみだな。
「葉瑠はさぁ…俺の送別会よりただ蒼士に会いたいだけだろ?」
えっ?…そんなことないよぉ~。
あっ鏡也君、もしかしてヤキモチ?そうでしょ…
蒼士くんが来たら絶対…鏡也君より主役になっちゃうもん。
「んなこと、思ってね~よ」うそっ~
ウフッ、鏡也君かわいぃ!
「可愛いじゃなくてカッコイイだろ?」
うんカッコイイよ。
もう大好きで大好きで、札幌に行ったら…また鏡也君を好きになっちゃう人が現れちゃうのかな?
私以外に優しくしないでよ!
クスッ…「大丈夫優しくしないから」へっ?鏡也君…
今、私の声聞こえた?
「うん思いっきりね」
一人言だったのに声に出ちゃったみたい!
「心配すんな」うん。
「よし今日は俺が飯作ってやる…」ほんと?
なにがいい?
「じゃパスタ」パスタだな、よし任せろ!
じゃ帰ろっか?……うん、帰ろ。