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秘密のキスは蜜の味【完結】
第28章 寂しいけど頑張るから
両手で胸を揉み首筋にくちづけると顎を上げて悶え始める。
振り向かせて唇を塞いで身体中をまさぐり
葉瑠は甘い吐息を吐き続けた。
膝を跨がせて…
開いたカーテンに眼を向けると…月明かりと、向かい側の高層マンションの灯りが見えた!
「葉瑠…窓見てみ」
「………!?…やっ」
一瞬窓に眼を向けたあと恥ずかしそうに顔を伏せてしまった。
開け放たれたカーテンに眼を向ければ、俺の膝の上で脚を拡げた葉瑠の全裸が丸見えだ……
「ん?─やだ、鏡也君…カーテン」大丈夫だよ。
あのマンションからじゃ遠いから見えないよ!
ただし─双眼鏡でも使えば別だけど。
「えっ?─」急に心配になったんだろ、俺の膝から降りようとするのを後ろから押さえ込んだ!
「鏡也君…やだお願い離して」
たとえ向かいのマンションから見えなくても明るい部屋の窓には重なる俺達の姿がハッキリと見えて、それは葉瑠にしたらとてつもなく恥ずかしいんだろうけど─
「葉瑠…大丈夫だから、見てごらん」ブンブン
俺に押さえられてどうすることも出来ずに俯いてる。
「ほらっ見て、綺麗だから見てみろ」ブンブン
「葉瑠…いいから見ろ!」ビクッ。
大きな声を出したからビックリしたんだろ涙を浮かべて窓に視線を移した。
ごめん大きな声だして…でもほんとに綺麗だから…
明日から暫く見られないんだぞ!
葉瑠の羞恥も身体も全部俺に見せて。
葉瑠の首筋に唇を押し付け身体を撫でる─
「綺麗だよ葉瑠…」
「グスッ、イジワル…綺麗じゃないよ」
いや綺麗だよ。葉瑠はもっと自分に自信持って!