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秘密のキスは蜜の味【完結】
第29章 私たちの場所
久しぶりに会ったからなのか、なかなか二人とも腰が上がらなくて…
「鏡也君…もうちょっとだけ…」
クチュゥ……「はっるぅ、そんなに俺を誘うな」
私がこれ以上はダメって言ったんだけど、ぅん…だって…まだ、足りないんだもん…
「あ~駄目だ、なんかおかしい…いつもと違う」
そうだね私もなんかこう…身体が疼いて凄くエッチな気分になるの。
なんでだろいつもと違うのは香水だけなのに…
「香水?」そう。
「鏡也君この匂い好きなんでしょ?」
私が札幌に行くって言ったら洋子さんが……
「じゃ葉瑠ちゃんにいい物あげるわ」って!
「鏡也君が大好きな香水だから付けて行けば…喜ぶと思うわよ」って…違うの?
「…!?…いや好きだよ。そうか洋子さんがこれを…」
鏡也君は暫く何かを考えていたようだけど─
その間にも身体はどんどん熱くなって火照ってくる…鏡也君に触って欲しくてしょうがないの…
どうしちゃったの?私
───///
洋子さんやってくれたな!
その香水…嗅覚を刺激してその気にさせる香水だろ?俺が前に洋子さんにあげたやつじゃね?
長く付き合ってると刺激がなくなるって言ってたから冗談のつもりで誕生日に洋子さんにプレゼントしたんだけど……
でもそれ……男をその気にさせる香水なのになんで俺より葉瑠の方が?
もしかして朝から香水を?
「うん、ダメだったの?」
なるほど─葉瑠は長い時間自分の嗅覚を刺激してたんだな?付け過ぎたんだろ……
「鏡也君わたし何か変だよ身体がおかしくなっちゃったみたい」
ハァハァ……