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第3章 東海林ラエル

「氷室カイはこの時代の人間じゃない！……かと言ってここにいるお前らじゃ勝てない相手だろ？違うか？」


「そんなヤツじゃーねよ！アイツのどこを見て言ってるんだ！」


レイが鬼の形相でジンを睨み付ける…


「レイ！黙れ！」


レイを見ながらミツバが言った…


「確かに一理ある…。ハッキリ言って、『華の美』がここまで他の組織と対抗出来るほど大きくなったのはカイのお陰だ。この私以上に人望もある…。だが、それ以上に不可解な事があるのも事実…。」


「なら、話は早い。ミツバは、拠点に戻ってヤツを監視してくれ。『龍虎』のアイが来るはずだ。保護しろ。氷室は、必ず殺そうとするが絶対にそれだけは阻止しろ！」


ジンは、ミツバに指を指して指示した。