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手と手と~そして君に~
第5章 刹那さに再会
「ありがとう」

彼女の声で
泣いていたことに気づいた

「すみません。突然泣いたりして」

微笑み軽く首をふった

「よかったら、妹の話をしませんか」

「ぜひ、聞きたいです」

僕の声がかなり大きかったんだろう
彼女は口を押さえて笑っていた

「私はマリア、あなたは?」

「僕は、りお…さかぐちりお」

「りお、行きましょうか」

首を上下にふると
僕とマリアは手を繋ぎ墓地をあとにした
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