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変態城へようこそ!
第8章 罰ゲーム 前半
ローソク責めが終わり、遼太郎くんはまたクジを引きました。

「ムチ打ち20回ね」
遼太郎くんが引いたクジを、美弥子ちゃんが読み上げます。

ひぇ〜!!!


「美弥子さん、ムチで僕を叩いてください」
遼太郎くんが言いました。

「えっ・・・どうして?」
美弥子ちゃんが尋ねます。

「ムチは3本あります。 この中で、いちばん痛くないのを選びたいのです」


ペチーン!・・・ペチーン!
遼太郎くんの背中を、美弥子ちゃんがムチで打ちます。


「このムチにします」
遼太郎くんが言いました。

細いムチがたくさん束ねられたムチです。


「そうです。 そのムチはバラ鞭と言って、音は大きくっておどろおどろしいんですが、痛みがほとんど無いです。 ソフトSM用のグッズです」
変態伯爵の声がしました。
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