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第4章 覚醒

それから一週間が過ぎた。

あの日以来、風間からの連絡は途絶えた。
夜の調教メールも、ぱったりとおさまった。


あの日のこと。
あれは一体、なんだったのか。

風間に裏切られて奴隷のように売られたのか。
男達からは、いくらかの報酬を得ていたのか。
商売の道具に、自分は使われたのか。

今まで優しくしてくれたのも、全部そのためだったのか。

恋人だと思っていたのは、自分のほうだけだったのか。

もう、自分と会う気はないのか。

そもそも、自分はどうなんだろう。
風間のことが、まだ好きなのか。
会いたいのか。


いろんな思いが、頭をよぎる。

そして、あの日の出来事がフラッシュバックしてくる。