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S彼ぇしょん
第2章 羞恥

懇願する思いで階段を一つずつ降りていく。
そしてすれ違った瞬間、ちょっとほっとするあやだった。
車に近づくと、スマホをいじっていた風間があやに気付く。
あやは、ドアをあけ助手席へと身体をすべらせた。
「おつかれ、暑かった?」
「うん」
極めて、普通の男女の待ち合わせシーン。
はたからみれば、全員がそうおもうだろう。
真実を知っているのは、風間とあやの二人だけ……である。
「誰にも、見られなかった?」
そう言って、風間はあやのふとももに手を置いた。
「うん……たぶん……」
両手を股の間に潜り込ませる風間、あやはその手を、両膝をぎゅっと閉じて防ぐ。しかし
「よかった」
彼はそう笑みをうかべ、かまわずスカートの裾へと手をすべらせてくる。
「や、ちょ、ちょっと……」
一応、あやは抵抗はしてみる。
無駄なことは百も承知なれど……
案の定、少しのためらいもないまま彼の手はふとももの間に割って入ってくる。
そしてすれ違った瞬間、ちょっとほっとするあやだった。
車に近づくと、スマホをいじっていた風間があやに気付く。
あやは、ドアをあけ助手席へと身体をすべらせた。
「おつかれ、暑かった?」
「うん」
極めて、普通の男女の待ち合わせシーン。
はたからみれば、全員がそうおもうだろう。
真実を知っているのは、風間とあやの二人だけ……である。
「誰にも、見られなかった?」
そう言って、風間はあやのふとももに手を置いた。
「うん……たぶん……」
両手を股の間に潜り込ませる風間、あやはその手を、両膝をぎゅっと閉じて防ぐ。しかし
「よかった」
彼はそう笑みをうかべ、かまわずスカートの裾へと手をすべらせてくる。
「や、ちょ、ちょっと……」
一応、あやは抵抗はしてみる。
無駄なことは百も承知なれど……
案の定、少しのためらいもないまま彼の手はふとももの間に割って入ってくる。

