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S彼ぇしょん
第4章 覚醒
「!!や!ちょっと……」

その球体を無理やり口にじ入れようとする風間の指、あやは必死に口を閉じようとするが

「ほら、口を開きなさい!」

少し強めの口調で命令する、それでもあやが口元を緩めないので、風間はあやの鼻を指でつまむ。

「ぷはぁ……はぁはぁ……」

「そう、それでいいんだって……」

思わず開いた口に、その球体をねじ込むと、頭の後ろでバンドを留めた。

「はぁはぁ……あめ……て……」

口枷をはめられ顔を左右に振るあや、それを眺め

「ちょっと違うなぁ……」

と、首を軽くひねったかとおもうと、再び秘密道具入れに手を入れガサゴソとしはじめた。
そして、白い手ぬぐいを取り出して口枷の上から更に巻いた。
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