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第4章 覚醒

あやの頭を、いろんな考えがよぎっていく。

ここは、風間と入ったラブホテルだ。
このまま放置され続けたらどうなるのだろう。

時間が経てばやがて掃除のおばさんが部屋に入ってくるかもしれない……
そうなると、自分は全裸で縛られている姿を見られてしまう……

おばさんならまだいい、もしもそれが男性だとしたら……
全裸で大の字、恥ずかしい処もあらわになったこのような姿を、見られてしまう……
見ず知らずの男に……

思わず足を閉じようとする。
しかし、開かされた脚は閉じることなく、マットレスが音を立てるのみである。