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Sweet Honey
第3章 蜜をひと塗り…
ガチャリとドアを開けられもう一度聞き直すのも野暮かと思い言われるがままに部屋へと入った

「そこの椅子にかけて」

椅子、と呼ぶには少し豪勢な椅子を指さされ座れば男は足元に膝をついて

「脚、見るよ」

優しく私の脚に触れてきた その手がなぜかもどかしく擽ったく感じ思わず声が出てしまう

「んッ…ァッ……」

そんな声を余所に男は汚れた脚を吹いて綺麗にした後薬を塗り包帯を巻いてくれた

たかが怪我の手当てであんなに声が出るなんて……やっぱり聞かれてた、わよね……

心の中で一生モノの恥だわ、なんて後悔をしていたその時不意に声が聞こえた
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