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Sweet Honey
第4章 その蜜の味は……

「えっ…………?
なっ、なんで…なんで貴方が私の事……」

自分の言葉と被るように私の名前を発した彼に戸惑いを隠せず後ずさる

全身の力が抜けた気がしてカランと、隠し持っていた毒針が手の内から落ちていく

そんな私を見てか喉をクツクツと鳴らし笑う彼

少しずつこちらに歩み寄ってくる彼が恐ろしく怖く見え更に後ろに下がろうとするも壁に阻まれ立ち止まってしまう

怖い……こんなこと今まで感じたことなかったのに…今回もいつもと同じですぐに終わらせる筈だったのに

「そんなに怯えないでいいのに
ってまぁ…殺す相手に自分の名前知られてたら怖いに決まってるよね自分の方には全然情報が無いのなら尚更」
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