この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋はどこからやってくる?
第2章 暖かな部屋
「柏木さーん。お疲れさまですーっ」
柏木の歩く速度は紺野よりも速く、見つけてからすぐに声をかけないと置いていかれてしまう。
「一日中パソコンに向かってるお前と違って、営業は歩いてナンボだかんな」と、肩パンされた事を思い出し、今日はかわしてやるぞと小走りで駆け寄った。
「お疲れ様です。おんなじ電車だったみたいですね」
「うす。…お前、その息切れ、運動しろよな」
早速入った突っ込みに、紺野は「来るぞ!」と身構えたが、柏木の右手にはスマホが握られている。
これならパンチ出来ないな、とホッとした。
「柏木さんが体力ありすぎるんですよぅ。昨日遅かったみたいなのに、今朝は普通にスタスタ出勤してましたもんね」
「ん? 遅かったのなんで知ってるん?」
「あ…」
柏木の歩く速度は紺野よりも速く、見つけてからすぐに声をかけないと置いていかれてしまう。
「一日中パソコンに向かってるお前と違って、営業は歩いてナンボだかんな」と、肩パンされた事を思い出し、今日はかわしてやるぞと小走りで駆け寄った。
「お疲れ様です。おんなじ電車だったみたいですね」
「うす。…お前、その息切れ、運動しろよな」
早速入った突っ込みに、紺野は「来るぞ!」と身構えたが、柏木の右手にはスマホが握られている。
これならパンチ出来ないな、とホッとした。
「柏木さんが体力ありすぎるんですよぅ。昨日遅かったみたいなのに、今朝は普通にスタスタ出勤してましたもんね」
「ん? 遅かったのなんで知ってるん?」
「あ…」