この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋はどこからやってくる?
第3章 柏木の事情
『FRAGILE』と刻まれた木製のドアを開けると、薄暗い店内はタバコの煙がゆらゆらと揺れ、まるで深い海の底を思わせる。
その深海を泳ぐ魚は雄ばかり。

ここはゲイのためのバーだった。

柏木がカウンターに座ると、「あら良かった、生きてたのね!」と駆けよって来たのはこの店のママで、右耳に大粒のダイヤのピアスが光っている。

「彼のプレゼント♪ イミテーションじゃないわよ~」
と、はしゃいでいたのは半年ほど前か。
まだ続いてるんだな、と柏木はニヤリとした。

「ウイスキーソーダね」

タバコをくわえた柏木に火を差しだし、ママは腕を組んだ。

「心配してたのよ。 あれ以来顔見せないから」

ふぅと煙を吐き出した柏木は

「便りがないのは元気な印って言うよな」

片頬を上げて見せた。

/67ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ