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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第21章 別離~去る者は追わず~
でもね そんな女にもささやかなプライドがある
あなたの前で あなたから貰ったった一つの指輪を引き抜いて
投げつけてやった
そのまま請求書を持って立ち上がりレジに向かう
大丈夫
彼の居る場所からは私の後ろ姿し見えない
だから この溢れる涙も見られない
-去る者は追わず
そんなひとことが今は折れそうな私を支えてくれている
私は彼と二人分のコーヒー代を払って
店を出た
今日は人生史上最悪の日
でも ずるい男と腐れ縁のきれた史上最良の日かもしれない
見上げれば1月の空
いつしか降り出した冬の雨が私の涙を隠してくれる
なけなしの女のプライドを守ってくれるように
優しく降る冬の雨
今日はとことん飲み明かすぞ
気合いを入れて女友達にメールする
冬の雨は嫌い
あなたを思い出すから
冬の雨が好き
私の涙を洗い流してくれるから
あなたの前で あなたから貰ったった一つの指輪を引き抜いて
投げつけてやった
そのまま請求書を持って立ち上がりレジに向かう
大丈夫
彼の居る場所からは私の後ろ姿し見えない
だから この溢れる涙も見られない
-去る者は追わず
そんなひとことが今は折れそうな私を支えてくれている
私は彼と二人分のコーヒー代を払って
店を出た
今日は人生史上最悪の日
でも ずるい男と腐れ縁のきれた史上最良の日かもしれない
見上げれば1月の空
いつしか降り出した冬の雨が私の涙を隠してくれる
なけなしの女のプライドを守ってくれるように
優しく降る冬の雨
今日はとことん飲み明かすぞ
気合いを入れて女友達にメールする
冬の雨は嫌い
あなたを思い出すから
冬の雨が好き
私の涙を洗い流してくれるから