この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第193章 秋のアンソロジー「初秋三題」
「夏名残」

空気が冷たさを増した朝
地面に張りついた蝉一匹
まるで生きているかのように
変わりない美しい姿をとどめ
うつろいゆく季節の中
孤独に一匹
永遠の眠りにたゆたっている

生命の輝きが失われても
かつての存在感を鮮烈にとどめたままで
ただ無情な刻だけが
彼の傍を猛スピードで流れ去る
新しい季節の訪れを告げる秋の虫たちの声が
潮騒のように押し寄せる中で
彼の周囲だけ刻を止めている
/713ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ