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第23章 日本のチャン・ヒビンは男だった！？～ウチの娘の勘違い～

娘はクラスメートの皆、絶対、薬子は男だと思い込んでるよ。

　いや、しかし、それは。日本史の授業で先生は薬子が女だとは教えないのか？

　そんな話は全然、先生はしないよー。

　よくよく見ると、プリントにも薬子は平城太上天皇と組んで、色々と

　悪巧みをしたとしか書いてない。

　それを主人に言いましたら

　まあ、小野妹子も蘇我馬子も男だしなぁ。

　と言っています。

　もしかしたら、薬子が女だと知っているのは、よほどの日本史オタク

　好きなのでしょうか？

　念のために、中１の息子に藤原薬子って、知ってる？

　と尋ねると聞いたこともない。

　小５のＡ子に尋ねると知ってる。という返事でした。

　ちなみにＡ子は歴史にはちょっとうるさい女の子です。

　小５にしては歴史の知識はある方だと思います。

　日本には朝鮮のように、三大妖婦とか三大悪女というのはありませんが、

　私はもし、あげるとしたら、この薬子さんを三大妖婦の１人だと思います。

　そう、日本のチャン・ヒビン的なイメージ？

　もちろん、時代はチャン・ヒビンが生きた時代よりははるかに遡りますが－。

　チャン・ヒビンの時代は日本は江戸時代ですからね。

　しかし、日本史の授業でも、せめて薬子が女性だということくらいは

　説明した方が良いんじゃないでしょうか。

　日本史も単なる人名とかを単語的に教えて詰め込むだけだと、

　どうしても暗記ばかでりで面白くないですからね。

　例えば薬子が女性で、どういう生き方をしたか、どんな女性だったかについて

　ほんの少しで良いから、生徒に話してあげる。

　そこから、生徒は薬子の人物像をそれぞれがイメージする。

　無理に暗記なんかしなくて、それだけで薬子の名前は記憶されるでしょう。

　まずは、人物に興味を持たせないとね。

　生きた日本史の教育はできないんじゃないかな。

　と、これは教師でもない自分ですが、考えてしまいました。