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年下のくせに
第4章 葛藤
風呂から出て身体を拭いていた。


ふと、鏡に映った自分の身体。


久々に自分の身体をじっくり見た。
やはり、20代の頃とはずいぶん違う。

腰についた肉を掴み、ため息が出た。

タカの周りの女の子達。
若くて細くて綺麗だ。

もし、タカに求められてもこんな身体晒せない…

連絡するのを止めようと思った。


すると

ピンポン


LINEだ。

寝静まった部屋に響いた。

慌ててマナーモードにきりかえる。


タカからだった。

『会いたいよー。無理かぁ?』

酔っているのだろう。

『私も~。なんてね。冗談( ´艸`)』

おちゃらけてみた。

『ムカつく!いつなら会える?マジでマユに会いたいんだ。』

顔が熱くなった。
しかし、またからかわれているのだろう。
本気にしてはいけない。


そう思いながらも会いたい気持ちが募った。

『明日、会う?』

思い切ってそう返信してみた。

すると
『今、話せる?』
と、返信。
『OK』

…ウイーン ウィーン ウィーン

携帯が鳴った。

「もしもし…」

「もしもし、マユ?」

「うん。どうした?」

「明日、いいの?」

「少しなら。どこに行けばいい?」

「俺が近くまで行くよ。」

「近所はダメだよ」

「じゃ、俺達が通った小学校の前に駐車場があっただろ?そこまで来られる?」

「分かった。何時くらい?」

「8時くらいで大丈夫?」

「大丈夫。8時ね」

そう言って電話を切った。


明日、私はタカに会ってどうなるんだろう…

期待と不安で眠れなかった。
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