パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 求め合う心

翌朝、皆を送り出し家事を始める。

心は浮かれていた。

あぁ、なんだか久々な感覚。
ドキドキワクワク、恋の始まり……
懐かしい、心地よい感覚だった。


家事、夕飯の準備が一段落。

出かける前にお風呂に入った。
念入りに身体を洗い、お気に入りの下着を身につけた。
　
何を期待しているのかしら。

と恥ずかしくなりながらも念入りにｽｷﾝｹｱもしてみた。

最近、買ったばかりのワンピースを着る。

鏡の前に立ち今日の私を確認する。


なかなかじゃない。


そんな事をしていたら子供達が帰ってきた。

「ママ、そんなにオシャレしてどこ行くの～？」
無邪気に聞いてくる子供達に罪悪感で胸が痛くなった。
いくら旦那に腹が立ったとはいえ、やはり越えてはいけない一線を越える勇気はなかった。

「この前、買ったから着てみただけよ。ママ、今日お出掛けするけど、ｵﾘｺｳにしててね」

そう言っていつものラフな服装へ着替えた。