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催眠玩具
第9章 美獣の檻
熱気が鼻を打つ……すえた牡の匂いが私を酔わせる。
でも、これしかない……このまま射精まで導くしか。
そうすれば……もしかしたら、高城さんの暗示は一旦解けるかもしれない。
確実な事はなにもない、ただの推測……いや、無理矢理すがりついたかすかな望みでしかなかったけれど、男性の性欲はそういうものではないだろうか。
由美がいつ戻ってくるかもしれない会議室の扉を閉めるのも惜しんで、私は高城さんを屈服させる牝となった。
これしかない……これしかないの……!
そう自分に言い聞かせて、売女の行為に没頭する。
焦燥と快楽に炙られながら、私の口の中の獣を躾ける。
早く……早く、絶頂して……私の口の中に濁った欲汁を吐き出して!
まだなの……こんなに……はちきれそうなのに、これ以上、何を待っているの!?
呑み込んであげるから……全部……綺麗にお口で吸い取るから!
出すのよ……出しなさい……!
じゃないと……ああ、私……私の方が……先に……