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催眠玩具
第2章 生け捕られた天使
うす闇を照らすラブホテルの淫猥色の照明が、私と彼の肌を青とピンクに染める。
またがったその下に感じる熱。
腰をくねらせると、私の中でその熱が動く。
動きは快感を生み、私をうっとりと呻かせる。
「ふ……ぅっ……」
脳を痺れさせる、たまらないこの味わい……。
私は両膝をベッドに沈めて腰を浮かし、体の下の相手に濡れた連結を見せつけた。
「見なさい……あなたのものが私の中から出てくる所……ほら……あっ……んっ……ぅ……ふうぅっ……出る……出てきているわ……見えるでしょう?」
私の、肉が肉を呑むその箇所から、柔らかな硬直がゆっくりとその全貌を露わにしてゆく。
ベッドに仰向けに寝かされた名も知らぬ男の子は、かぶりを振って目を背けようとした。
巻き毛がちな長い前髪が振り乱れて、額の汗が散らされる。
口をぎゅっと閉じて。
生意気ね……感じているクセに。
認めないなんて許さない。
「駄目よ……目をそらさないで……ちゃんと見るの……。あなたのペニス……濡れて、光って……凄くいやらしい……」
そう言って腰の動きを大きくしてやると、堪えきれなくなった彼の口から簡単に甘い吐息が漏れた。