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妄想の神さまっ♪
第10章 高校卒業
元旦・・・オッサンと二人(?)で初詣に行った。

オッサンの力を借りて合格することは確実だが、いちおう、有名な学問の神さまの神社に、合格祈願のお参りする。

多くの人で賑わう参道を歩く。
オッサンは宙を浮いている。

私には見えない誰かと、オッサンが話しをしている。
私には声は聞こえない。

誰と何を話しているんだろう?


神社からの帰り道、オッサンは私の脳内に話しかけた。
『あの神社の学問の神さまと話してたんじゃ』

〜どんな話しをしてたの〜

『千鶴にとってはバッドニュースなんじゃが・・・入試会場でワシが千鶴に答えを教えるという計画を、つい、学問の神さまに話してしもうたんじゃ』

〜それで?〜

『学問の神さまは怒っとった。 そんなことをすると、神さまの懲罰委員会にかけると・・・。 じゃから、ワシが千鶴に答えを教える計画は取り止めじゃ』

ガッカリだ。
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