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妄想の神さまっ♪
第12章 最初で最後の・・・
しばらく談笑して、急に静かになった。

そして冴木さんは言った。
「千鶴ちゃんが好きだ」

テーブルの上の私の手に、冴木さんの手が重なる。


私は素直に喜べない。

冴木さんは本心で言ってるけど、本当の本心じゃない。
私が妄想した冴木さんとのセックスが実現するための、単なるプロセス。

そうじゃなきゃ、冴木さんが私なんかを好きになるはずがない。


「千鶴ちゃんが大学生になるのを待ってたんだ。 告白するのを」
冴木さんはそう言いつつ頬を赤らめる。

「じゃあ私のアパートに行きましょうよ」
私は冴木さんに言った。
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