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妄想の神さまっ♪
第8章 妄想神の罠
オナニーをしようとすると、必ず冴木さんを思い出すので、オナニーができない。

学校の国語の時間、山田くんが教科書を朗読している。

オッサンは教室の中を漂っている。

山田くんの声を聞きながら目を瞑ると、頭の中が山田くんで一杯になった。

私はハッと気づいた。

この方法ならオナニーが出来る!


声を聞きながら、その声の主のことで頭を一杯にして、オナニーをする・・・

問題は、その声をどうやって手に入れるか・・・


『いいアイデアだね』
私の頭の中に誰かが語りかける。

いつものオッサンのダミ声では無い。
山田くんの声だ。

〜えっ! 山田くん?! 山田くんも心と心で会話ができるの?〜
私は驚いて声の主に尋ねた。
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