この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
弓月 舞 after story 集
第6章 忍び寄る陵辱の影(改稿版)
正真正銘、無音となった部屋。
横たえていた身体を起こし、柚子は冷たい床に座ったままだ。
自分のスカートが投げられている…床の一点を見つめ
このまま永遠の時間を、この部屋で…
この場で終わらせてしまいたいような、そんな思いが片隅に浮かんだ。
──
ギィーー…
「柚子」
そんなタイミングで、彼女の鼓膜を低音の声が震わす。
生気を失った目で柚子が顔を上げると、そこには見知った男がいた。
「匠さん……」
『忍び寄る陵辱の影(改稿版)』完