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弓月 舞 after story 集
第2章 初詣に行きましょうか
「…な んだ…!?」
彼等が振り返ると、着物姿の女が立っていた。
こちらもなかなか美人。
…がしかし、目がコワイ。
「なんだコイツ?」
「私を忘れたとは言わせないぞ」
「…?」
青崎の男達は、呆けた顔で茜をまじまじと見る。
“ こいつ等も人の顔を忘れるタイプか…っ ”
なかなか気が付かないので茜は苛ついた。
しかし正直な話をすると、今の茜は化粧をされていてあの時とは顔が違う。
「お前の元カノ?」
「…違ぇよ!っていうか俺には元カノも今カノもいねぇよ」
「コイツ…どっかで見たことあるようなー」
「──あ!」