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弓月 舞 after story 集
第3章 もしも企画《 教師編 》第一弾
「プハッ!…ケホッ! ハァ、…ハァっ…!!」
「水を飲んだのか?」
「ハァ…ハァ…、ケホッ、コホッ…ッ」
溺れかけた柚子は市ノ瀬によって助けられた。
下からすくうように彼の腕に抱き寄せられる。
鼻にも水が入ってしまい、 柚子はしばらく苦しんでいた。
「ハァ…ハァ…っ、ど、して」
「ふ……」
どれだけ怖かったか。
人の気も知らないで、柚子を抱くこの教師はのんきに笑っている。
「…どうして…キ、ス…」
「…聞かなくてもわかるだろう」
「酷い…です、…ハァ…っ、こんな…」
からかわれた
また、遊ばれた。
そう感じた柚子は、その目に涙をためた。