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弓月 舞 after story 集
第5章 サディスト兄弟 釣り日和
スミヤ「わかったら諦めて釣るんだ。ぐずぐずしてると軍船に見つかって海の藻屑だよ」
ハルト「…ヤバイな、すげぇ集中力でてきた」
カルロ「ハァ……同感」
───
ニ十分後
スミヤ「──ん?ハルトの糸…張ってない?」
ハルト「お、当たりか」
スミヤ「なかなか早いじゃないか。手応えはどうだい?」
ハルト「…ッッ…っかしーな、巻けねぇ」
スミヤ「大物ってことだね」
ハルト「いや、それにしたって…ビクとも…」
ググッ…
カルロ「テトラポットでも釣ったのか」
ハルト「こんな沖で引っ掻けるかよ。──…ッて!? そこのお前はなんで優雅にティータイム始めてんだスミヤ!」
スミヤ「任務完了だろう?僕は先に休むよ」
コポ コポ コポ
カルロ「……俺も飲む」
スミヤ「はいどうぞ、兄さん」
ハルト「…っ…おいおいてめぇら!手伝えよ!ってかこれ100%秋刀魚じゃないぞ!? 」
バッシャーン!
カルロ「…いや…秋刀魚に間違い、ない。…クク」
スミヤ「諦めたら試合終了だよハルト。あと、なるべく揺らさないでね。紅茶がこぼれる」
ハルト「……。(後でコロス)」