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恋花火***side story
第23章 満員電車
郁からもらったそれは、ピンク、イエロー、ブルーの3色入り。


棒の部分はカラフルなストライプになっていて


キャンディ部分…所謂ゴムの部分には、ご丁寧にスマイルのイラストまで描かれている。


……なんかこれ、本当に菜月ちゃん喜びそう。


可愛いー!なにこれー!


って笑ってる顔が浮かぶ。


「いらないなら返せそれ。」

「……や、えっと〜」

「そういう事しないんだろ?」

「う、うん……」

「んじゃ返せ。」


……そういう事しない。


菜月ちゃんとは、そういう事……

















結局プライドが勝ち、あの可愛らしい避妊具は郁に返した。


菜月ちゃんとそういう事しないと言ったものの


つい先日高台に二人で行った時はキス以上の事しちゃったし


まぁそこはなんとか止まれたけど


部屋に連れてった時も、海と華が来なければ……


あーもうヤバイ


ヤバイヤバイヤバイ


菜月ちゃん、ごめん。


二人でいる時になんとか抑えるためには


こうして夜な夜な君を思い浮かべ、自分で消化するしかない。







今日もあの子を思い浮かべ


たまった精をぶちまける。


…あー


ほんと何しちゃってんの


半端に胸とか弄っちゃったもんだから


想像力も留まるところを知らない。


苦しい


苦しい


愛しくて


_____辛い。



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