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思い出のアルバム
第22章 エピローグ

「沙織ーーー!!」


「はーい……」



「何してるの?……って、懐かしいもの見てるなぁ!!沙織がとっておいてたのか……」




私の手からアルバムを奪い、隣に座り込む。



「はははッッ!!この顔……そうそう、寝顔が可愛いって思って撮ったんだよなぁー。今見ると、すげぇ顔だなぁ……」



そう笑いながら隣にいる彼は……



もちろん修ちゃん……。




「うるさい!!修ちゃんだって……あーあ…こんなカッコ良かったのに……今じゃオッサン…」



「は?それ言うか?」



こうやって冗談も言える。何でも言い合える……


初々しさは…無くなったけど。







それも……







「パパーー!!ママーー!!どこいるのー?」



2人して顔を見合わせて微笑む。



いつかあの子も……私達のように出逢えるといいね。



きっといっぱい悩むと思うけど



やっぱり恋は……素敵だから。





そんな相手が出来たときに見せようか。



パパもママもこんな時があったんだよって……。










「いたーーー!!見つけたーー!!」










【完】
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